old_kpの日記

何事も経験しないと分からないが、感じ方は人それぞれ。
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雪上ツーリングIN長野  ビーナスライン〜山本小屋〜信州三輪會
JUGEMテーマ:車/バイク
 
全国のアルピニストのみなさん こんばんわ!

なぜ?

なぜって?

ふっ


そこに雪山があるからさ!


誰が言ったか知らないが、 別に知りたくもないけど、「山が呼んでいるのさ」ってセリフだけで十分なのさ

馬鹿どもにはな!!



え?なんですか?よく聞こえないんですけど?
もしもーし?





呼んでるのか?
オレを?

ふ 馬鹿な。

オレにも聞こえてしまったか…
あの声が!



気合を入れすぎたのか、早く着いてしまったらしい。
あたりを見回してみたが、それらしき人は誰もいない。
あの声は空耳だったのだろうか?

雪山にアタックする。
当然そこには危険が存在するので、シェルパを雇った。
彼はSIGEと名乗った。

シゲーと名乗る男に聞いてみた。
「約束の時間はちかい、本当に彼らは来るのか?」

するとシゲーは笑顔でこういった。
「落ち着け、山は逃げない。」

日焼けなのか、酒焼けなのか わからない顔色で言ったその言葉は説得力があった。

ちなみにこれが朝飯である。
現地の食料はよくわからないが、左が私で右側がシゲーのだ。
結局、シゲーはこの時 手にしたドリンクには手を付けなかったようだが、アタック前の私にはそれがなんだったのか 今でもわからない。


over there!


突然 シゲーが叫んだ。
振り返るとそこには あの声を聞いたであろう漢達が佇んでいた。



彼らは皆 無口だ。
足元だけがそれを主張していた。


旦那号


IZUMO号


BAR号


モン号


皆 アイゼンを装備していた。
良号のゴリラはノーマルタイヤにボルトナット仕様である。
当然なのかもしれないが、これから自分がアタックするルートの過酷さを再確認させられる。
シェルパのシゲーがいるとはいえ、オレなんかが… 
膝が震えるのを厚手のズボンが隠してくれなければ、アタックは断念していただろう。


静かにアタック開始となった。
歴戦の強者たちに混じっての参加は心細いが、さいわいシェルパ 
シゲーとの信頼関係はそれに負けないものとなっていたので
私は迷うことなく 
第一歩を踏みしめた。

私たちの信頼関係は厚く  着実にてっぺんに向かって進んでいった。
辺りは静まり返り、自分の呼吸が一番耳に届く頃 誰かの声が響いた。
一瞬、誰が叫んだのか分からなかった。
振り返るとそこには 今まで私を支えてくれたシェルパの姿があった。

「シゲー?」

「ワタシ ハ モウダメデス コレイジョウ ススメマセン」

「なにを言っているんだ?諦めるなと教えてくれたのはシゲーだぞ!これに掴まれ!」


もう、すでに 声は届かなかったがシゲーは最後の力を絞って
私にメッセージを伝えようとしていた。
「ワタシハ、モウダメダ、サキニイケ、オマエハ、ダイジョウブダ」
私にはそう聞こえたような気がした。
その瞬間、支えていたザイルが軽くなった。

シゲー!!!

木霊だけが返事をした。
もう、振り返らない そう決めた。



これがシゲーとの最後の写真です。
彼の笑顔が離れない。


シゲー亡きあとも 漢達は山頂を目指す!
(死んでないし、戻って軽トラでビール飲んでコナン見てただけ)


もう決してザイルは離さないぞ!








目的地の山小屋の手前
その時点で私は振り返った。
夢中で足を進めてきたが、気がついたら皆いなくなっている。
「誰かいないのかー!」
叫んでみても吹雪の中、木霊すら聞こえない。
その時である。
ザ ザザ!
き え すか?きこ すか?きこえますか?

アタック前に渡されていた無線機が突然 声を発した。
忘れていた。
自分にこんな装備があったことを。
夢中で自分がいる場所を伝えると「もう少してそちらに向かう」との声が届いた。





なんということだ。
幻ではない。
たしかに見える。
旦那さん だ!



なんと!イズモさんも最後の力を振り絞って到着!


そして!

モンさん あらわる!
https://www.youtube.com/watch?v=_CwR4cFAihk



どうだろう?
この時の喜びが伝わるだろうか?
到達したものだけが知る
喜びなのかもしれない。

さあ、ここから 目的地?の山小屋まであと少しだ。
ベースキャンプと無線で連絡をとる仲間たちではあったが
私自身は、早く山小屋を見たいという衝動にかられ、単独行動をすることになった。
ここからは視界はホワイトアウトで道なのか空なのかわからない。
しかし、不安はなかった。
シゲーの心の言葉があったから。


山小屋は雪に埋もれていた。


私の装備を改めて見ても、よくここまで来れたな と思う。


山小屋の中は暖かかったが、外に出てスマホを弄ると手が凍りそうだ。




しかし、後続部隊が到着しない。
かすかに入る無線に耳を澄ますと、誰かと連絡が途絶えた と聞こえた。
そんな馬鹿な?あそこから山小屋まで一本道だ。行方がわからなくなるはずがない。
しかし、無線は「聞こえるなら応答してくれ!」と繰り替えずばかりだった。

下山しよう。

そう、判断が下るまでにそう時間は掛からなかった。

連絡と取り合いながら、下山していくなかで
要救助者は旦那さんであることが分かった。
ベテランの彼が…
そう、思いながらも下っていくが、そんな心配していた自分もまた深刻な自体なんだと気がついた。
その話は あとでするが

旦那さんの安否確認は取れて、レスキュー隊が出動したとの連絡が入りホッとしたのを忘れられない。
パンク&無線の配線が外れて送信不能になっていただけで本人は無事だったのだ。
(トラクション確保のためエアーを抜いたらビートが落ちてしまった)

下山途中で彼に会い
おもわず「ご武運を!靖国で会おう!」と叫んでいました。

まったく 意味不明だったが、メット越しの敬礼は時代を感じさせませんでした。

その後は私の単独帰還でしたが
私の機体は知らないうちにダメージが蓄積されていたようで
途中から言うことを効かなくなっていました。

暴れる機体を力ずくで押さえ込んではいたが
暴れるハンドルを押さえ込みながらのアクセルワークは想像以上に体力を使った。
なんとかコントロールしようとチャレンジしてみるが、
雪壁にマシンを当て込んで、なんとかコーナーをクリアする事態に陥っていた。



タイヤに打った スパイク用のビスが、摩耗&取れてしまっていたのだ。
こうなると、一度滑り出したらそう簡単には止まらないのである。
キャブレターも調子が悪い。
アクセルが戻らない時があるしカブって上手く吹けない。
降りているときは夢中だったが、雪もなくなってきたので止まって確認をしてみた。




キャブが凍っていた。
なるほど、アクセルが戻らないのはこれだったのか。
今考えるとちょっと恐ろしい。




と まあ こんな感じでみなさん怪我もなく無事に帰還しました。
ところで気がついた人はいただろうか?

このタイヤ、見事にビスが無くなっている。


これが出発前。
この時点でビスは磨り減ってはいるが(^^;;

ビスではなく、タイヤの向きに注目です。
ことしはタイヤを正組していったのだが、どうにもトラクションがでない。
三輪なのに全然登らないのです。
雪上ツーリング1年目は逆組みでした。そのときはジャイロのトラクションすげー!
と思っていました。
2年目は正組でしたがあまり雪がなかったので、よくわかならかったので、
3年目はとりあえず正組でチャレンジしたという流れ。
正組はちょっとでも勾配がきつくなると、登っていかないのです。
こんなもんだったかなぁ?と思いながらもがんばっていたのだが、その場で比較しないと(来年逆組みとかしてもね…)よくわからないので、皆さんに手伝ってもらってタイヤを左右交換してみました。
さて、走り出すと。。。

お? おおお! すげー!!

超スーパーウルトラデラックス変わりました。

正組トラクション ⇒ 1.3
逆組トラクション ⇒ 13.3

赤い彗星も真っ青の10倍以上って感じです。
というわけで、鬼トラクションを手に入れたジャイロは難なく 山頂?の山小屋まで到達できました。

とはいっても、そんなわけないし と思う人がほとんどでしょうね。
実際、除雪の重機を見てもタイヤは正組ですしね。
でも、チェーンが巻いてあるのでタイヤの向きはあんまり関係ないのでしょう。
ここで面白い話を聞けました。
トラクターなどで泥沼を走る場合は正組じゃないと上手く走らないそうです。
ほらやっぱり!正組じゃん! と思うでしょうね。

ここに 落とし穴があったのです。
タイヤ溝に必要なものはなんでしょう?
それは排水性能ですよね。
免許取ったことがある人なら見たことあると思うのですが
水の膜にタイヤが乗ってしまってしまうハイドロプレーニングという現象です。
ですので、排水してアスファルトにタイヤをグリップさせる必要があります。
泥沼もそうです。
泥をしっかりと排出して硬い地面でトラクションを得るわけです。

その考えのまま作ったのが初期のスタッドレスタイヤなのでは?
初期スタッドレスは。。。
みなさん どうでしたか?現在のスタッドレスに比べて?

では、雪山を見てみましょう。
積もった雪の下はアイスバーンでした。
雪を排出させるとアイスバーンが出てきますね。
ところで雪の上を歩くとわかるんですが、ギュッっと踏み込むと滑りません。
凍っているとなにをしても滑りますね。
雪というのは雪だるまをつくる、もしくは雪合戦すればわかるんですが押し付けるとくっつくんです。

そんなの 当たり前じゃん! って?
ではなぜ、タイヤは雪を押し付けずに排出してしまい、下のアイスバーンを出してしまうのでしょうか?

逆組すると排出とは逆で真ん中に集める動きになります。
雪を真ん中に集めて押し付けるということです。
ここでトラクションが生まれるんですね。

ちなみに当然ですが トラクタータイヤの雪上トラクションの話をしているのであって
普通のスタッドレスタイヤを逆にくんだからどうこう という話ではありません。

でも、最近のスタッドレスの性能は素晴らしいとは思いませんか?
雪上を走っているスタッドレスの表面には雪がしっかりとくっついていますよね。
その雪を雪に押し付けることでトラクションを得ているのでしょう。
(スタッドレスでV字パターンのあるけど、あれは逆の方がいいのだろうか?)


たのしかったなぁ
山小屋付近で出会った 人たちが

「なんだ スノーモービルかと思ったら、バイクでこんなところまで来れるのか!あんた下の駐車場にいたひとだろ?」
とか
「こんなところまで…  手紙を届けに来たんですか?」
など(笑)

楽しい出会いもありました。

IZUMOさん、BARさん、モンさん、良さん、旦那さん どうもありがとうございました。
また、来年も?遊びましょう!
しげさんコナン楽しかったですか?(^^)

そして…


上州三輪書いのオカダさん宅に泊めてもらいました。
(ギヤーありがとうございます)
いやー これまた楽しかったです!ジャイロトークとオンナトーク(笑)



翌朝 雪が降ったようです。
雪質がさらっさらなので、ワイパー掛けたら雪が消えました。
関東では考えられない!


やっぱり、ジャイロがたくさんあるのね。(笑)


自宅に雪かきマシン!
キャタピラがかっこいい!


うお!車内のお茶が凍ってる!

さあ 出発です。

オカダさん 大変ありがとうございました。
オカダさんがオカダさんじゃなかったのはビックリしました(笑)



シェルパ SIGEを送ります。
その途中、並ぶ店で有名なエースに一番に並びました。(あっという間に長蛇の列)


季節限定 味噌ラーメン (普通盛)ニンニク増し



ここがSIGEの隠れ家です。
ホントに奥まってて普通じゃここに家があるかわからないのです。
隠れ家です。


さあ これで今回の雪山ツーリングも終わりです。
今年も得るものがあった。
来年はキャブのアイシング対策やタイヤのピンをビスから本物のスパイクを打つなど やりたいことはまだまだありますね。
では皆さん また来年 雪山で逢いましょう!

ありがとうございました(´∀`*)ノシ バイバイ


シェルパSIGEのブログ





























 
コメント
from: シゲー   2015/02/14 6:01 PM
頂上の達成感
伝わりました(≧∇≦)
皆様楽しかったです!
コナンも(笑)
おかださん有難う御座いました(o^^o)
from: サイトウ   2015/02/14 6:08 PM
いいないいなあー
from: waiwai   2015/02/14 7:34 PM
楽しいひとときありがとうございました。
from: ぇっちん   2015/02/14 8:46 PM
ん? オカダさん家に
クルミがいるのか!?と
思っちゃいました(笑)(^^;

軽く遭難しに行きたいかも(爆)
from: まーしー   2015/02/15 12:08 AM
いいないいなあー
from: old_kp   2015/02/15 1:12 PM
>SIGE
しげさんのお陰で楽しい旅になりました。
大変お疲れ様でした〜
また、遊びましょう!

>サイトウさん
来年はジャイロにキャタピラー付けて参加してください。(笑)

>waiwaiさん
どうも!お疲れ様でした!
というかお仕事前にありがとうございました〜
ギヤもありがとうございました。
スキャンパーさんにもよろしくお伝えください。
あまり、悪さをしちゃダメよ。と(笑)

>ぇっちんさん
超かわいこちゃんでしたよ(*´д`*)
雪遊びはいくつになっても、楽しいもんですね。
(^^)

from: old_kp   2015/02/15 1:14 PM
>まーしーさん
今年で三回目ですが、今回のコースは最高でした!
今までは雪を求めて彷徨っていましたから(^^;;
軽く遭難しそうな勢いですが、楽しいですよ!
来年は…??
(笑)
from: 超ド素人おかっち   2015/02/15 9:30 PM
☆おかだ☆さん宅に行ってしまったんですね(笑)

って事は、今年の長野ツーリングは強制参加状態に( ; ̄ー ̄川 アセアセ


スノーモービルとの3ショット、違和感ありすぎで笑えました!!
from: old_kp   2015/02/16 11:24 AM
>おかっちさん
本来、バイクで味わえる景色ではなかったですよ(笑)
スノーモービルレベルが必要です。
そんなところにミニバイクでアタックするんだから…
きっと、馬鹿なんでしょうね(^^)


え?オカダさんところにツーリングに行ったんですか?
では、来年の雪上ツーリングも強制参加でお願いします!
from: がっさん   2015/02/16 8:49 PM
ゴメンねぇ〜♪
チキンや無いでっ!!
仕事でしてんm(__)m無理すりゃ行けたかも・・・

相変わらず楽しそうだ!!
来年も行こうな!
今度は参加できるよう祈っとく。。

テッペン目指すわ♪
from: old_kp   2015/02/17 1:23 AM
>がっさん
いやー 一緒にアタック出来なかったのは残念です。
今回のコースはいろいろ最高ですので、
来年もここ?になるのかわかりませんが、
ここなら絶対最高ですよ!
まとわりつかない雪なので、怪我もしにくいかと。
ちなみに僕はバイクの怪我のトラウマは25年経っても完全には消えません(^^;;
またの会える日を楽しみにしています〜
from: izumo   2015/02/17 9:04 AM
いや〜楽しかったですね〜!
はじめましてでしたが、まったく違和感なかった。

それにしてもさすがの観察眼と検証力。
うちのアドレスはまったく進まなかった(汗
次回までにスクーターを如何に効率よく雪道を走らせられるかのレポートよろしく!(笑)
from: old_kp   2015/02/17 2:41 PM
>izumoさん
違和感ないのは私も同じでした(笑)
やはり、同じ山を目指すアルピニストとして。。。

タイヤは旦那さんとほぼ同じように見えましたが
あちらは125の4ストでイズモさんは100cc2スト、
4ストはトルクが断続的なのでトラクションを得やすいエンジン特性ですから、同じようにアクセルを開けていたら4ストには敵いません。
0.5秒づつアクセルを煽りながら走ると、一瞬タイヤを休めるので2ストでも多少ですがトラクションが得られますよ(^^)
やっぱり最強はタイヤチェーンじゃないでしょうか?
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