old_kpの日記

何事も経験しないと分からないが、感じ方は人それぞれ。
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皆で共有したい2サイクルのセッティング  応用編  弐
JUGEMテーマ:車/バイク


前回はふざけすぎたので今回はサクッといきますね。

ピストンのクーリングチャンネルとは
ピストンの裏側にオイルを吹きかけて冷やしているんですが、そのオイルをピストンの内部に通路をさずけてより効率よく冷えるようにした、ターボに良く見られる構造です。

4サイクル つまり、二回転に一回しか燃焼しないエンジンでさえ
こんなに積極的に冷やしているのです。

2サイクル つまり 一回転に一回づつ燃焼しているのにピストンの裏側にはオイルで満たされている訳でも、直接なにかを噴射している訳でもありません。

2サイクルは 二倍も燃焼していて冷える暇が無いのに、そもそも冷やす構造になっていません。

そんな、2サイクルもなんとなーく冷却されています。
その正体は混合気です。
パワーが上がってピストンが熱の影響で膨張してしまうので、焼き付く前に濃い目の混合気をぶち込んでやる必要が出てくるのです。

濃い目の 混合気を入れるということは?
プラグ熱価#9とかだとカブリが出てしまいます。
そこで熱価をセッティングしていくのです。
たとえ水冷であっても、いやむしろよく冷える水冷だからこそプラグの熱価はセッティングしないといけないのです。
なにせ、プラグは冷えては本来の性能は発揮できないのですから。


NSR250は左バンクが良くカブリましたが、
あれは左のMJをすこし下げるだけではなく、熱価をセッティングすれば調子がグンとよくなります。



空冷3気筒の2サイクルとかありますよね。
カワサキのKHなんかは今でも愛されています。
あれは真ん中の冷却が厳しいのではないでしょうか?
そういった場合は真ん中のMJを少し上げると冷却されるようになります。
そこで真ん中の熱価をセッティングすることで俄然調子が良くなるでしょう。



4サイクルエンジンだって熱価のセッティングが出来ますよ。
ターボエンジンで特にハイブーストで最高速アタックとかやらない限りプラグがオーバーヒートなんてことはありえません。
ということは、キャブチューン車なんかはカブリやすい訳ですから熱価を今までより下げると渋滞でも雨でも峠でも調子よくフケてくれます。



スズキなんかでは油冷エンジンってのがありますね。
水冷にはかなわない?
そうかもしれませんが熱価を下げてより濃いMJを入れることでトルクと冷却を両立できます。


独立スロットルは個別の気筒を燃料と熱価を調整できますが、多気筒のシングルスロットルだとちょっと厄介です。
でも、基本が分かればしっかりと対応できます。

たとえば、シングルスロットルの直6ターボの場合
サージタンクの形状によりますが6番シリンダーに加給が偏る場合があります。
各気筒個別燃料セッティングが出来れば良いのですが、なかなかそうはいきません。
となると一番ブーストが掛かってしまう気筒に燃料セッティングをあわせないとブローの危険がありますね。
しかし、そうすると一番ブーストが掛からない気筒には濃すぎる燃料が入るということになります。
そこでプラグ熱価セッティングです。
たとえば、6番シリンダーに#8を使って燃料セッティングした場合は1番シリンダーには#6を使うといった具合です。
間のシリンダーは#8〜6で調整すればOKでしょう。


ハーレーなんかはリヤシリンダーが熱的に厳しいと聞いたことがあります。
まあ、高回転でもないし4サイクルだし たいして問題はないでしょうが…
これもリヤバンクに合わせてMJを濃くしたら、よく冷えるフロントバンクがカブリやすくなるはずです。
そんなときはフロントバンクの熱価を下げてセッティングすれば調子が良くなるでしょう。





どうですか?
応用編らしくなってきましたか?(笑)

一つ注意点があります。
燃料冷却のために濃い目の燃料を吹く訳ですから、簡単に言えば燃費が悪くなります。
まあ、若干燃費が悪くなるのと焼き付いて壊れてしまうのとどちらを選択するのも貴方次第ですが…
何も必要以上に冷却する必要は無いでしょう。

ということで、次回は具体的にどのように熱価のセッティングをするのか?
つまり、実践編をお伝えしますね。







コメント
from: サイトウ   2015/12/19 8:31 AM
2サイクル、4サイクル、ロータリー、
空冷、水冷、油冷、
基本的には全部同じですね(^^)
ていうか、最近の新しい車は、燃費の為に薄く・・・
効率よく冷やす構造(>_<)
from: old_kp   2015/12/19 10:21 AM
そうですねー 構造的に燃費のよいセッティングが出来ない2ストは未来が無いかもしれません…
ウオータージェット+直噴にすれば燃費と排ガスをクリアできると思うんですがね(^^;;
from: mamorun   2015/12/19 5:08 PM
似たような質問がすでに出ていたらすいません。
・パワーアップした場合でも冷却ができていればプラグの番手はむやみに上げる必要はないということでしょうか?
・よくプラグの焼け色がいいのに焼き付いたっていう失敗談がありますがこれも番手の上げすぎってことでしょうか?
(良い混合気でもプラグが黒くなる→プラグがキツネ色の頃にはブロー)
from: oldkp   2015/12/20 12:07 AM
mamorunさん こんばんは!
ご質問ありがとうございます!
まず、最初にプラグの焼色でのセッティングは出来ないといことを知って頂きたいです。
例えば#9でキツネ色になるための燃料では、エンジン的には足りないのです。
ですので、どの熱価を使ってもキツネ色は出ますがエンジンに対して熱価が合っていなければ、いずれオーバーヒートを起こします。

冷却ができていればプラグの番手はむやみに上げなくてもよい。
というご質問ですが、NGK的に言うと番手を上げるとは冷型、つまり#9や#10になります。
ですので上げるを下げるとすれば、まったくその通りで正解になります。
二つ目のご質問も正解です。
番手を上げれば少ない燃料でキツネ色になりますからね。

次回の実践編でそのあたりを説明できたらなぁと思います。(^^)
from: 薬師丸   2015/12/21 1:44 PM
以前350rにモリブデンコートして頂いた者です。
こうゆうブログ記事見つけました。

>ノーマルの状態では9番のプラグで低回転から高回転までなんら不具合もなく、こんがりきつね色に焼けていたのだが、すこし吸気系をイジっただけで9番のプラグでは白焼けしてしまうようになった。下の画像はキャブセッティングはベストなのに熱価不足で焼けすぎの例。
キャブセッティングをしていっても、いっこうにプラグに焼け色が付かないのである。
ガスが薄いのかなと?メインジェットをどんどん濃くしていっても焼け色が付かない。
そのうちに濃すぎてプラグがカブるぐらいまでいっても白いまんまだったのだ。
ここに至って初めて熱価のことを思い出し、10番のプラグをつけてみた。
今度は思いっきりプラグが黒くなった。
そこから、メインジェットを薄くしていって適正なセッティングを出していったら、きちんと焼け色が付くようになったのだ。えらい苦労をしたものだ。

KR250は10番指定らしいですが、こんな事例もあるのでしょうか、自分のRZRでは8番9番の違いで考えられない事例です。
from: 薬師丸   2015/12/21 1:48 PM
↑の事例が事実なら、プラグの熱価は下げて一切セッティング出来ないな事になると思ったもので。
from: old_kp   2015/12/22 12:43 AM
>薬師丸さん
こんばんわ お返事おそくてすみません。
次回の実践編を早く書きたいのですが、なかなか時間がとれません(;;)

さて、上記のブログの記事はKR250ということでお話させていただきますが、この文章だけで判断すると、プラグの焼け色を最優先したセッティングと感じました。
少し吸排気系をイジッただけで#9では白焼けしているとありますがエンジン自体の調子はどうだったのでしょうか?
一つ前のご質問に対するお答えでも書きましたが、プラグの色ではセッティング出来ません。
色は結果として何色になるのか?というだけであって本来はエンジン自体の吹け上がりやトルクで判断してセッティングしないといけないと考えております。
プラグに色がつくにはセッティング変更してすぐと言うわけにはいきませんし、色を見るまでも無く調子が良いか悪いかは即座に判断できます。
実はこの熱価セッティングをしている僕の仲間たちは、そもそもプラグの色を見なくなってきました。(^^)

>事例が事実なら、プラグの熱価は下げて一切セッティング出来ないな事になると思ったもので。

これは熱価セッティングをしたうえで、カブるMJを探して、そこから少し下げて調子の良いMJを探すと言うセッティングの基本がありますので、セッティングできないと言う訳ではありません。

それと、プラグの色ですが、マフラーの抜け(排圧)によっても変わります。
ですのでセッティングはマシン一台一台それぞれ違うと思っていただきたいのです。
そうでないと、なんとなくデーターがあるからとそれに照らし合わせた結果、セッティングが見つからなくなることが多々あるからです。

ある意味、エキスパートほど(データーを持っている)熱価セッティングが出来ない人が多いのも事実です。

どちらにせよ、そのKR250は焼きついていないようなので、ピストンの冷却は間に合っている訳ですから、なにも熱価を下げて、燃料消費を増やす必要はないかと思いますよ。

最近は油価格は安くなってきましたけど、やっぱり燃費がよい方がいいですもんね(^^)




from: サイトウ   2015/12/22 8:30 AM
プラグの色はもはや見ないですね(>_<)
気温で変わるぐらいなものなので、あんまり指標になりません(^^;;
私は体感がにぶい方なので、なるべくメーターの数字で判断します(^^)
どうしてもプラグの色が気になるなら、セッティングが出てから、色付きのいいプラグに変えればいいのではないでしょうか(^^)
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