old_kpの日記

何事も経験しないと分からないが、感じ方は人それぞれ。
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ジャイロXのメンテナンス等

JUGEMテーマ:車/バイク




久しぶりのジャイロのメンテナンスネタです。

現在の仕様

シリンダー  アルミメッキセンターリブ レーシングシリンダー

クランク   5mmロングクランク

ヘッド    ワンオフ銅削り出しヘッド

プラグ    ハイブリッド#6


前回、2次圧縮を約14kgという超高圧縮で組んでからずっと乗りっぱなしでしたので、そろそろ様子を見てみようとなったのです。
それに新たにコーティングを施したピストンピンもテストの為に組みたいという目的もありました。




濃いめのセッティングなので、カーボンが付いていますが範囲内でしょう。


排気ポート内もカーボンが付きはじめていますね。

金ブラシ等で落としますが、そんなにピカピカになるまできれいにする必要はないと思っています。




スパークプラグは流石のハイブリッドです。
絶縁体のガイシ部分に汚れがこってりと付着していますが、先端部分はスパークで汚れを焼いているので綺麗な状態です。
ノーマルプラグだったら、何度もプラグを掃除していた事でしょうね。
(ハイブリッドプラグのお陰でチューンド2ストでも、乗りっぱなしができるようになったのだが…その為にエンジンに対する意識が下がるのは良い事なのか?悪い事なのか?)





現在、シンコーメタルでは、ジャイロエンジンを80〜85佞泙妊后璽廛▲奪彌侏茲泙垢、ピストンピンは10mmのままです。
エンジンに詳しい人なら、10mmピストンピンでは耐久性に問題が出るという事はすぐにわかりますよね?
実際、その通りでうちもずいぶん苦労しました。
当社オリジナルピストンの最大ボアが49mmです。
49mmボアはピストンピンは12mmというのが常識で場合によっては13mmです。
10mmピストンピンでは持つはずがありません。ですので、専用のワイドベアリングを作って解決しています。

ベアリングの性能をみるのに基本動定格荷重というのがあります。
12mm用コンロッドベアリングの数値と、当社オリジナルベアリングの数値を比較してみると、

12mmBR 6820N 

10mmワイドBR 7080N

10mmBRの方がより高荷重に対応しています。
つまり、市販の12mmピンにしてしまうと強度が下がってしまいます。
当社だけが10mmピンのままフルチューン出来ている理由はここにあるのです。
今まで秘密にしていたわけではありませんが、「10mmピンのままでは不安が残る」というお客様の声があったので改めて紹介しました。






さて、ピストンピンですが、写真を見れば一目瞭然ですね。
ベアリングの性能が足りないとピストンピンは焼けてしまって色が変わっているのですが、
このピンは(上の方)焼けなどなく正常です。
でも正常なのが、ある意味 異常なんですよ。
なぜ異常なのか?は後でお答えするとして、下側のピストンピンを見てください。
DLCコーティングをしてみました。 ノーマルピンでも問題ないのに? なぜわざわざコーティングをしたのか?
理由は簡単。

やってみたかったから!!(笑)

問題がないとはいえ、多少はスジが入っています。小排気量エンジンは小さな積み重ねでしか性能UPは見込めません。
それゆえ少しでも良くなる可能性があるのなら、試していきたくなるのです。





異常だという答えですが、その前にこのピストンを見てください。
グランドアクシスの4VPピストンです。
このエンジンは超々高圧縮の20圓覗箸鵑任△蠅泙靴拭もはやヂーゼルエンジンです。
ヂーゼルエンジンは高圧縮のゆえの巨大なトルクにエンジン強度が持たないので、部品はガソリンエンジンより大きくして強化してあります。
この4VPピストンは超々高圧縮から得られる高トルクに負けてピストンが割れてしまいました。
ピストンピンの脇からヒビが入っていることからも原因は明らかです。

この様に前代未聞の新しい世界に突入した2サイクルチューンですが、それでもピストンピンは10mmのままで耐えているという事が、今までの常識では考えられない異常な事だということがお分かりいただけるだろうか?

ワイドベアリングだけでは耐えられるものではありません。
2サイクルの生命線であるオイルの性能が重要です。
生半可なオイルでは耐えられるものではありません。

2ストロークは奥が深いです。











もう一つ、ついでという訳ではないですがやったことは、フライプレートを2枚にすることです。
高圧縮にするほど、ポンピングロスが増えてクランクがスムースに回らなくなります。
これまではあえてプレート1枚でセッティングして来ましたが、それもデーターが取れたので2枚にします。
プレートを増やすとどうなるのか?
簡単に言えばトルクが増えます。




二枚にするためには空冷ファンを薄いものに交換する必要があります。
今回はKN企画製の強化ファンを使いました。
何が強化なのか?わかりませんが、薄いので重宝しています。




さて、カーボンのお掃除もしたし、プレートが増えたからとりあえずウエイトローラーを3g重くしてみました。

が、これが完全に外れでした。
3g程度では全く足りないほどトルクUPをしていました。
いやー 乗るのが楽しくなるレベルです。
感覚でいうとメーカー純正の2スト125佞望茲辰討い覺兇犬任后



あ。
そうそう。
最後になりますが、ワイドベアリングという名前で売っているけど強度はまったく上がっていない形だけのワイドベアリングが出回っているので、それには騙されないでくださいね。






コメント
from: GUCCI   2016/12/20 2:04 AM
はじめてコメントします。
FBでは既にお友達ですが…(笑)

高圧縮でのトルクアップ
非常に興味あります。
いや、そこしか無いと思います。
今までは回転数でスピードを稼いでましたが
やっぱ2st、リスク大でした。
濃い混合気、ハイブリッドプラグ、高圧縮。
努力して物にしてみます。
溶接の匠が友人にいても、
彼は2stには興味ないようですからw
from: old_kp   2016/12/20 11:21 AM
>GUCCIさん
こんにちは!
FBでお友達とのことですが、すみません!ハンドルネームとお名前が一致しません(;;)

高圧縮ですが、本当に2ストの未来はここにあると感じています。
2ストは4ストと違ってピストン裏側を冷やすのに混合器を使っているので、たとえ水冷にしてもあまり薄いセッティングにすると焼き付いてしまいます。
プラグの熱価セッティングをすると、濃いめのセッティングが出来るようになり、その結果として高圧縮でも十分燃料冷却が出来るようになり、焼付きやノッキングを防止しつつもトルクUPが出来る。
まさに一石三鳥です!
高圧縮にはクランクの慣性を増す必要があります。
車種によってはワンオフする場合も出てきますが、それを補って余るほどの効果がある!と思っています。
ぜひ!モノにしてくださいね!!
from: ぇっちん   2016/12/20 9:06 PM
GUCCIさんは、あちらのGUCCIさんかな?

KNさんのその強化ファンは
はじめて見るかも!?
羽の向きが純正とは逆だから
多少は風量が増えそうな気がします
from: GUCCI   2016/12/20 10:44 PM
はい。
あちらのGUCCIですwww
from: やんちゃ親父   2016/12/21 3:52 AM
まいどです〜

私も丁度、フライプレートを一枚追加したところです。
やっぱりWR重くしなきゃ駄目ですねw

私の所に入庫して来るディオのエンジンは12mmのピストンピンですが、殆どが紫色に焼けてますね。
純正オイルの性能ヤバすぎです。

反抗期の私はワイドベアリング注文しました。
年内に届くかな?
from: ぇっちん   2016/12/21 7:07 AM
やはり!w

そーいえば
4VPピストン外す時に
ピストンピンが抜けなくて…
久々に往生しました(^_^;)

さすがにもう20kgはやらないかも?(笑)
from: サイトウ   2016/12/21 8:30 AM
高圧縮の恩恵は乗らないとわかってもらえないですよね(^^)
だいたい驚かれます(笑)
from: old_kp   2016/12/22 9:49 PM
>GUCCIさん
こんばんわ!ブログでもよろしくお願いします!(^^)


>やんちゃ親父さん
こんばんわ!美味しいオレンジありがとうございました。m(__)m
ホンダ純正オイルはとにかく性能が悪いですよね。
フライプレートと同じで真実は伝わりにくいですが…



>ぇっちんさん
20圓呂發Δ覆鵑討いΔすでに伝説ですね(笑)
高圧縮の可能性を垣間見た気がします。
今度はアルミのテストも引き続きよろしくお願いします!


>サイトウさん
分かってもらいえないのは…
仕方がないですよね。
今まで誰も経験したことがない領域なのだから、想像すら出来ないのは当たり前です。
まぁ、みなさんに知ってもらいたいと思うほど、広まらない気がしますね。
むしろ秘密っぽくしていた方が興味がわくのが人間かもしれませんね(^^)
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